ジェスコは“光”の専門集団です

日々進化する光製品を活用し、光に関わるあらゆる領域で、
お客様のニーズにお応えします。

ジェスコの光

光の特性を活かす

機能性光源としての活用

LED は波長ごとに様々な効果を発揮します。その特性を活かし、照明用途だけでなく「機能性光源」として、測定や治療、センシング用途など様々な分野で広く活用されています。例えば医療分野においては、新生児黄疸の治療として波長450nm~470nm の青色LEDを新生児に照射する治療方法が確立されています。
弊社では、このような様々な用途に対応する幅広い波長製品をラインナップしており、カスタムで開発することも可能です。

光の特性を活かす SENSINC

光で除菌する

深紫外LEDによる除菌

紫外光(UV)の中でも「UVC」と呼ばれる、波長100~280nmの領域の光は高い除菌効果が期待できるとして近年注目されています。従来は水銀ランプが主流となっていましたが、現在ではLEDの開発が進んでおり、様々な波長がラインナップされています。
細菌やウイルスのDNA・RNAをUVCの光特性により「不活化」することで除菌を行いますが、弊社ではUVCの中でも不活化効果が最も高いとされる265nmの製品を取り扱いしており、空気除菌や水除菌など様々な分野へのご提案を実施しています。

光で除菌する STERILIZE

光で操作する

液晶やタッチパネルで
操作部をカスタマイズ

弊社が取り扱う“光”は光源だけではありません。ディスプレイをはじめ、「操作」にまつわる領域についても利用者が視覚的に認知する“光”であると捉え、様々な商材を取り扱いしています。用途に合わせてモノクロからフルカラーの液晶や有機ELを大小様々なサイズで取り揃えているほか、タッチパネルやスイッチなども含め、操作部として複合的なユニットでのご提案を実施することが可能です。

光で操作する OPERATION

波長それぞれの特性とは?

光は波長ごとに固有の特性を持っています。
代表的な波長の特性をピックアップしてご紹介します。

気になる波長をクリック
波長それぞれの特性

光で照らす

様々な明るさや色温度の
照明をラインナップ

照明用途の光源についても、従来から幅広く取り扱いしています。お客様のご要望に応じて、機能性を重視した製品から、デザイン性の高いアイテムまで用途別のご提案が可能です。設置場所やご利用シーンに合わせて、明るさや色温度など最適なアイテムを選定からお手伝いします。
また、光幕天井や光壁など、特殊な照明についても納まりや取り付けまで一貫してサポートします。

光で照らす ILLUMINATE

光で魅せる

光を活用した空間演出

商業施設やオフィスなどの建築物では、空間を明るくする目的で使用する照明だけでなく、デザインや演出を目的として光を活用するケースが多くあります。
弊社ではそのようなニーズに対し、デザインを受けての光源選定や制御方法の検討、納まりの検討から実際の工事まで一貫したノウハウを持っており、イメージを具現化するプロセスにおいてトータルでサポートすることが可能です。

光で魅せる PRODUCE
265nm

細菌やウイルスの除菌への活用

UVCと呼ばれる深紫外光による除菌は、薬剤とは異なり、使用後の拭き取りや洗浄が不要であったり、塩素消毒が効かない耐塩素性微生物にも効果が期待できるほか、耐性菌が生まれないなどの様々なメリットがあります。そのため近年では薬剤に変わる除菌方法として注目されており「コロナウイルス」「インフルエンザウイルス」「ノロウイルス」等のウイルスや、「大腸菌」「レジオネラ菌」「サルモネラ菌」などの細菌の除菌に活用されています。
また、UVCの中でも「265nm」周辺の波長が最もウイルスや菌を不活化させる効率が高いとされており、水除菌や空気除菌、表面除菌など幅広い分野で活用されています。

311nm

皮膚光線治療への活用

紫外線には免疫反応を抑える作用があり、様々な皮膚病に効果があるとされ、古くから治療に活用されてきました。近年では研究が進み、紫外光の中でも特に「311nm」の波長や「308nm」の波長が最も効果が高く、安全に治療ができるとして確立されており、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、類乾癬、円形脱毛症などで活用されています。

365nm

樹脂硬化への活用

「365nm」付近の紫外光は樹脂硬化の分野で広く活用されています。
紫外光で硬化させる樹脂にはあらかじめ紫外光に反応する添加物が含まれており、365nmの光を当てることで「光重合反応」と呼ばれる現象が発生し、液体が固体に変化し樹脂が硬化するというメカニズムが確立されています。
熱による乾燥に比べ、処理速度、環境への負荷、エネルギー効率など様々な優位性があり、印刷や接着、コーティングなどの産業分野をはじめ、身近なところではネイルの硬化や歯の詰め物の硬化などでも活用されています。

460-490nm

新生児黄疸治療への活用

新生児黄疸の治療には従来より光が活用され、古くは太陽光に当てるところから始まり、近年では研究が進み「460nm~490nm」の青色の波長帯の光が活用されています。
黄疸は血中に生じる「ビリルビン」という色素成分によって引き起こされます。
上記の波長帯の光を照射することでこのビリルビンを分解することができ、新生児の治療に活用されています。

577nm

赤あざ治療への活用

近年では医療分野で様々な波長帯のレーザー光が治療に活用されているのですが、中でも「577nm」の黄色のレーザー光は「イエローレーザー」と呼ばれ、波長帯が赤血球中のヘモグロビンの吸光帯域と一致しているため、ヘモグロビンを破壊し、毛細血管の除去に効果的であり、赤あざや薄いシミの治療に活用されています。

630nm

がん治療への活用

がん治療の一種として「PDT((Photodynamic Therapy)」と呼ばれる、レーザー光を使った治療があります。PDTは高温で腫瘍を焼き切るレーザー治療とは異なり、光感受性物質を体内に投与し、その物質を励起させる光との相互作用によって腫瘍を破壊する原理です。光感受性物質の種類により様々な種類の波長が活用されますが、深部の疾患に対しては赤色光が有効であるとされており、例として630nmのエキシマレーザーなどが使用されています。

694nm

シミの治療への活用

「694nm」の波長帯はシミ治療に活用されています。
シミに対する治療では、できる限りシミ以外の肌へのダメージを最小とし、シミに対してピンポイントで治療することが求められます。
シミはメラニン色素で構成されるのですが、「694nm」の波長はメラニンに対して吸収が高く、逆に酸化ヘモグロビンへの吸収は低いため、肌へのダメージを抑えながら、シミ治療を効果的に実施することが可能です。

700-2500nm

野菜や果物選別への活用

「700nm~2500nm」の光は「近赤外光」と呼ばれる波長帯で、野菜や果物の選別に活用されています。
野菜や果物に含まれる水分、糖分、タンパク質などは特定の波長を吸収する性質を持っており、野菜や果物に赤外光を照射し、通過もしくは反射する光を測定することで、対象物に含まれる成分を分析することができます。
果物を切ったりせずに非破壊で測定ができるため、近年では多くの生産現場で活用されています。

760nm

生体認証への活用

静脈を流れる「還元ヘモグロビン」は「760nm」の波長の光を吸収する特性を持っており、その性質を応用することで生体認証の分野での活用が進んでいます。
指先で測定する方法が一般的で、指先に760nmの赤外光を照射すると、静脈以外の部分は光が透過し、静脈部分だけが光を吸収し形が浮かびあがる仕組みとなり、それを画像処理したものを登録・照合する形で生体認証として応用されています。

980nm

下肢静脈瘤治療への活用

「980nm」の波長は水とヘモグロビン両方に吸収される性質を持っており、その性質を応用し、血管内の治療に活用されています。
主に「下肢静脈瘤」の治療として血管内にレーザーを照射する手法が知られています。血管内にレーザーを照射した際、レーザー光はヘモグロビンや水に吸収され熱エネルギーに変わり、その熱で静脈血管を塞ぎます。細い光ファイバーを挿入する手法であるため、傷跡が目立ちにくく、身体への負担も少ない手法として現在では主流の治療法とされています。